ブログ:坂の下の桃源郷


今さらブログ?と言われそうですが、ブログ始めました。
これまで自分が考えてきたこと、今考えていることを書いていきます。
話は結構多方面にわたると思うので、次のような見出しをつけることにしました。

「社会学のメガネ」→私は社会学者なので、社会学について話すこともあると思います。
「地産地消」→秋田に来て研究者・実践者・生活者として一番関心を持ってきたのはなんといってもこれです。
「有機農業」→有機農業は本来の農業の姿だと思うし、持続可能な社会の農業は有機農業だと信じています。
「市民・NPO」→市民の力、特に市民が結集した力が社会を動かすと思っています。
「3.11」→福島原発事故は文明の転換点だったかもしれません。

なお、ブログのタイトルは「坂の下の桃源郷」としました。
これはもちろん司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」のパロディです。
近代化と物質文明の理想を坂の上の雲として信じて突き進んだ明治時代の日本人とは逆に、21世紀を生きる私たちは物質文明の頂点に達して、もはや坂をこれ以上上るべきではない、むしろこれからは下り坂を下りる勇気と知恵を持つべきだと感じていると思います。

それでは坂の下には何があるのか。
その時、私の頭に浮かんだのは秋田県八峰町にある「手這坂集落」の風景でした。

江戸時代に菅江真澄が「ここに誰 世々咲く桃に かくろいて おくゆかしけに 栖(す)めるひと村」と詠んだことから「桃源郷」として知られるこの集落も、今では4軒の無人の茅葺き民家と美しい桃の木が残されているだけです。
でも1980年代には手這坂にはまだ人が住んでいました。

これがその頃の写真です。きれいでしょう。家にも、畑や田んぼにもまだしっかり人の手が加わっているのがわかります。
山村、農村、漁村と、1人1人が描く持続可能な農村の姿は違うでしょう。

しかし、それぞれがその姿を自分がめざす「桃源郷」として、長い坂を下るという困難な道の行く手を示す道標としてはどうかと思い、たぶん長く続くこのブログのタイトルにしました。

なお、以上の考えは添付の論文「坂の下の桃源郷:『持続可能な社会』における農業・農村の姿とは」(生活協同組合研究、2011年3月号)に書きました。よかったら読んでみて下さい。

「坂の下の桃源郷:『持続可能な社会』における農業・農村の姿とは」(PDFファイル2.11MB)

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